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細民窟
「細民窟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
細民窟の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
だがそうとすれば、一層以て不可解であり、奇怪千万な謎語《めいご》である。なぜなら
細民窟《さいみんくつ》のじめじめした長屋住いや、おつけ臭い所帯話やを書いた文学が....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
らお知らせする」 斯う云って、彼は張合い抜けのした気持で警官と別れて、それから
細民窟附近を二三時間も歩き廻った。そしてよう/\恰好な家を見つけて、僅かばかしの....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
わが牛込においては殆ど驚異的である。早稲田線の電車が来ない以前は、低湿穢小なる一
細民窟に過ぎなかったが、交通機関の発展は、今やその地を神楽坂に次ぐの繁華な商店街....