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終り初物
「終り初物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
終り初物の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
気だよ、勿体なくも私のような茶人があればこそ口説《くどき》もしたのさ、一生のうち
終り初物で恟りして戸迷《とまど》いしあがッたんだろう、ざまア見あがれと直ぐ外の男....
「風流仏」より 著者:幸田露伴
御言葉は骨に鏤んで七生忘れませぬ、女子の世に生れし甲斐今日知りて此嬉しさ果敢なや
終り初物、あなたは旅の御客、逢も別れも旭日があの木梢離れぬ内、せめては御荷物なり....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
いじゃありませんか。まあ、若い者のお手本にやって見せているようなもので、おそらく
終り初物でしょう。」 実際それは
終り初物になったのである。それは十一月のなかば....