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終年
「終年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
終年の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
うところ七斤に満ちて、始め擣《つ》くこと万|杵《しょ》にして女の支体に点ずれば、
終年滅せず、ただ房室の事あればすなわち滅す(宮女を守る)。故に守宮と号す。伝えい....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
多く、かつ概《おおむ》ね秀《すぐ》れている。それは多分、蕪村自身が窮乏しており、
終年裏町の侘住《わびずま》いをしていたためであろう。 春雨や小磯の小貝|濡《ぬる....
「妖怪学」より 著者:井上円了
らば、その部に疾病を醸すに至らん。かく言わば、人あるいは疑わん。心と肺とは昼夜、
終年、その作用をとどむることなし。この二臓は休労の規則の例外なりやと。その疑問一....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
この翠影に接するは、大いに目をたのしましむるに足る。 林丘抱侵墨南地、水明山紫是
終年。 (林と丘が海をいだくように、小さな湾が円を形づくり、みどりの影がいりみだ....