終盤[語句情報] »
終盤
「終盤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
終盤の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
死に際してそんな余裕のありうる筈のものでもない。 「私もそれを残念に思いますが、
終盤ちかくチラと見ただけの盤面、しかと覚えておりませぬ」 「甚八と申せば江戸の素....
「桂馬の幻想」より 著者:坂口安吾
とその気になって散歩にでただけのことであった。 その日は対局の二日目で、まさに
終盤にさしかかって激戦の火蓋がきられたところであった。まだ形勢はどちらのものとも....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
メ手”というところである。 天下諸州にわたる宮方と北条幕府とのたたかいも、ほぼ
終盤に入っている。 そして、北条氏の王将の府「鎌倉」だけが、いま詰むか詰まない....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
後――の源平のありかたを棋面と見ていってみるならば、ちょうど一ノ谷の中盤戦から、
終盤の序のサシ口へかかった形ではあるまいか。といえば、読者にも分かりやすいことと....