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「終着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

終着の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:徳田秋声
すごと家を出た。 「静ちゃん、さよなら。」 お今は荷物などを作る自分の傍に、始終着き絡って離れなかった静子に声かけながら、門を離れて行った。 その翌日朝早く....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
登用しようとしている。結果はどうなることであろう? エセックス事件、この全戯曲の終着が、単に危険な寵臣を一人変わらせたというだけのものであってよいのだろうか。―....
六号室」より 著者:瀬沼夏葉
を噛えて寐辷っているのは、年を取った兵隊上りの、色の褪めた徽章の附いてる軍服を始終着ているニキタと云う小使。眼に掩い被さってる眉は山羊のようで、赤い鼻の仏頂面、....
澪標」より 著者:外村繁
の疎林越しに見えることもある。 いつか積乱雲は見えなくなる。しかし馬車は一向に終着駅に着く様子もない。尻も痛くなる。私は別に宿泊を決めているわけではない。馬車....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
いいすぎになるかもしれませんが、宗教はですね、宗教は、とかく日本の宗教は、人生の終着駅みたいなものになってくるんです。 『信仰にはいりました』というと、ああもう....