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「組付く〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

組付くの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
に逃げようとする、新五郎は新吉の帯を取って引くと、仰向に倒れる、新吉も死物狂いで組付く、ベッタリ泥田の中へ転がり込む、なれども新五郎は柔術《やわら》も習った腕前....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
から、這寄って長二の足を引張る、長二は起上りながら幸兵衞を蹴飛ばす、後からお柳が組付くを刄物で払う刀尖が小鬢を掠ったので、お柳は驚き悲しい声を振搾って、 柳「....
幼年時代」より 著者:室生犀星
って見て、そこが腫れていることに気がついた。私は撲られたとき、もうすこしで先生に組付くところであった。けれども怺えた。 私はもう午後五時ごろのように思った。そ....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
光が出す所の左の手を、伊成が右の手してひしと取りてけり」ともあるから、今ならば、組付くとか取掛るとかいうべき所作を、もとはテコフと謂っていたのである。その用法は....