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「組閣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

組閣の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
り。こういう仕事をせぬ内閣は早く代わるに限る。思えば、今は亡き前文相二宮中将が、組閣間もなく国民学校第二学期の始まっていることを十日も忘れての放送に、大きなケチ....
道標」より 著者:宮本百合子
けようとされていた。彼は幾分ぎごちなく伸子の質問に答え、ブリアンにかわって新しく組閣されたばかりのタルデュー内閣がもっている困難について説明した。フーヴァーの資....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
とを日本における勤労大衆の急進勢力の進出であるとみて、吉田自由党総裁は選挙直後、組閣行き悩みの際に公然と反共声明を行った。前項に引用した記者との会見談の内容をみ....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
うなのか。それと新及び旧陸相を通じての内閣との関係は何であるのか。 宇垣大将の組閣失敗の後を受けた林内閣の成立が、国民を多少面喰らわせたことは見逃せない事実で....
社会時評」より 著者:戸坂潤
八大政綱の弁護 四月十日林内閣は「八大政綱」なるものを発表した。すでに同内閣が組閣当時発表した有名な政綱があって、夫が祭政一致の宣言から始まっていることは、少....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
七 自由排撃三法案 従来の諸政府の秕政を一新すると称して登場した広田内閣は、組閣第一番に、自由主義を認容しないというような、妙な声明を発表した。この点は特別....
泉山問題について」より 著者:宮本百合子
ぬきにして」きたるべき選挙に今日の政府は勝算をもっているかもしれない、それだから組閣のはじめに用心深くさまざまの疑獄事件にひっかかりそうな閣僚をさけました。社会....
露の答」より 著者:坂口安吾
敷をひろげて天下国家をコンパスでひいた円のように自在又流暢にあつかっております。組閣当初の約束などはどこへ消えたか影も形もない有様に、世話人は慌てました。この世....
だいこん」より 著者:久生十蘭
の大命が降り、本部に赤坂離宮を拝借して、日本はじまって以来の豪華な政治風景の中で組閣の準備をはじめたが、大臣の候補者はみな疎開したり移転したりしていて住所がわか....
三十年前の島田沼南」より 著者:内田魯庵
も本気に働くものがなかったのはこれがためであった。 松隈内閣だか隈板内閣だかの組閣に方って沼南が入閣するという風説が立った時、毎日新聞社にかつて在籍して猫の目....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
界の不安定の原因が自由党の内部矛盾の上にあるという事を知らねばなりません。さきに組閣に際してその内情を暴露した自由党は、さらに、池田通産大臣の不信任にあって党内....