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経世
「経世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
経世の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デンマルク国の話」より 著者:内村鑑三
ましたデンマークとダルガスとにかんする事柄は大いに軽佻浮薄《けいちょうふはく》の
経世家を警《いまし》むべきであります。....
「文芸と道徳」より 著者:夏目漱石
りする意味で我々も職業に従事する。上下|挙《こぞ》って奔走に衣食するようになれば
経世利民仁義慈悲の念は次第に自家活計の工夫《くふう》と両立しがたくなる。よしその....
「運命」より 著者:幸田露伴
べし。其詩や辞を行る自在にして、意を立つる荘重、孝孺に期するに大成を以てし、必ず
経世済民の真儒とならんことを欲す。章末に句有り、曰く、 生は乃ち 周の容刀。 生....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
馘になるために来たのだった。肥満している割合に純粋で頼みになる男である。 辰巳
経世氏は確か関西大学を罷めた人だったと記憶するが(或いは思い違いで失礼かも知れな....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、これらのものが会見して、語り出す日になると談論風発です。天下国家のことから、
経世済民のことから、人物|汝南《じょなん》のことから、尊王討幕のことから、攘夷清....
「海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
鼻の名で呼ばれている室戸岬から半里の西の室戸に、古い港があって、寛文年間、土佐の
経世家として知られている野中兼山が開修したが、港が小さくて漁船以外に出入すること....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
の癒《い》えない情態を見て、種々なる感想を起こした。経済学者や社会学者・政治家・
経世家の眼《まなこ》をもって見たならば、学ぶべき廉《かど》が多々あろうと思う。し....
「新疆所感」より 著者:日野強
まだ雨ふらざるに※戸(ゆうこ)を綢繆(ちゅうびゅう)するを要するとともに、わが国
経世の士、また多大の注意を払わずして可ならんや。 由来南北支那に対して、講究研....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
ましたが、いろいろと、案じまするに、手前が、よし亡くなっても、この軽輩の手より、
経世上手が出て参りましょう。その上に、密貿易《みつがい》は、斉彬公の仰せられる如....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
動の働を現わし、その禍《わざわい》のいたるところ、実に測量すべからざるものあり。
経世家のあくまでも注意用心すべきところのものなり。 我が国においても数年の後に....
「経世の学、また講究すべし」より 著者:福沢諭吉
一として、これに兼ぬるに物理の知識をもってすれば、もって社会の良民たるに恥じず。
経世の学は必ずしもこれを学問として学ばざるも、おのずから社会の実際にあたりてこれ....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
賜にして、終に忘るべからざるところのものなり。芥舟先生は少小より文思に富み、また
経世の識あり。常に筆硯を友として老の到るを知らず。頃日脱稿の三十年史は、近時およ....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
を沸かさしたもんだ。 先年侯井上が薨去した時、当年の弾劾者たる学堂法相の著書『
経世偉勲』が再刊されたのは皮肉であった。『
経世偉勲』の発行されたのはあたかも侯井....
「本州における蝦夷の末路」より 著者:喜田貞吉
ば、この五村と同様、普通人と少しも差別のないものに成るとの事を、さすがに松陰程の
経世家として、早速に感じた事でありました。そしてその松陰の云った事が、明治以来事....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
広志 山岸辰蔵 神近市子 平田小六 皆川宗橘 丘英通 小倉金之助 小西栄治 辰巳
経世 この第三回総会後に於て多少の衝撃を与えた事件は、当局の如何なる意図に基....