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経時
「経時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
経時の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
が、腹立しく目についたが、それはそれとして、時々苦しげな呻吟《うめき》の聞える月
経時の女の躯《からだ》が、やっぱり不安であった。
「腰の骨が砕けて行きそうなの」....
「姑と嫁について」より 著者:与謝野晶子
ら恐らくなおこの逆上はしなかったであろう。しかし不幸にも若い嫁は病身である上に月
経時であった。逆上すると同時に偶ま手近にあった刃物を取って姑に投げ附けた。積極的....
「日記」より 著者:宮本百合子
無理をし、疲れてはつまらないから、少しずつ。体がなおればもっと出来よう。女性が月
経時に脳力を自然に弱らせられるのは、自分にとっては辛い。 ゲーテ「イタリー紀行....
「新生の門」より 著者:林芙美子
計のなかには非月経の時の犯罪が案外多いのでした。平時の折の犯罪が八七とすると、月
経時の犯罪が二一の割合です。 独房を見てから、わたしは講堂のようなところをみせ....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
もちろん田屋の義であろう。他の地方では一般に婦人の月経のことを「タヤ」といい、月
経時のことを「タヤにいる」などという。タヤについては『民族と歴史』第四巻第四号に....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
糞尿は穢れとせぬ。我が中古の神道では血に触れることを大そう穢れと致して、産婦や月
経時の婦人は神に近づく事は出来ぬ。もとは家族と同居同火することをすら忌んだ程で、....