結ぼれる[語句情報] » 結ぼれる

「結ぼれる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

結ぼれるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
眼の底に染付《しみつ》いて忘れようとしても忘れられない。胸は痞《つか》えた。気は結ぼれる。搗《か》てて加えて、朝の薄曇りが昼少し下《さが》る頃より雨となッて、び....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
揺らいで、たといその恋を容れるというほどの色よい返事はなくとも、せめては父の胸の結ぼれる解くほどの優しい慰めの返し文をうけ取ることが出来るであろう。泣く子を叱れ....