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結語
「結語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
結語の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
とは何ぞや』であります。湯浅氏によって訳されたものが理想社から出版されています。
結語 戸坂 要するにハイデッガーの哲学は、自然及び社会に対する科学的認識の否定....
「道標」より 著者:宮本百合子
我々はふみ越えて往かなければならない」一九二九年四月。――これが石田重吉の論文の
結語だった。
伸子は、その評論をよみ終っても、なおじっと考えこんでいた。それか....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
をやや誇張したようなきらいはあろうが、おのずから多少の真を含むかと思うのである。
結語 科学と文学という題のもとに考察さるべき項目はなお多数であろうが、まずこの....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
られる。日本人は音を通じても自然と同化することを意図としているようにも思われる。
結語 以上の所説を要約すると、日本の自然界が空間的にも時間的にも複雑多様であり....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
っちの新聞雑誌の上に響いた。 これに対してラップの指導部は討論を持続しながら、
結語はなかなか与えなかった。いろいろの問題がそこに含まれているからである。 第....
「新たなプロレタリア文学」より 著者:宮本百合子
、クルイロフの銅像が立っている。 だが、どうして、いわゆるおとぎ話、必ず教訓的
結語をもった短いものがたりが、主としてアレゴリーの形をとられて来たんだろうか? ....
「新年号の『文学評論』その他」より 著者:宮本百合子
において、コムニスト的個人主義を設定することに努めなければならない」という言葉を
結語として「われわれの主張する全的人間性の観念の上に立った個人主義」を、日本にお....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
して入った伊乃という娘を愛させ、大彦からの衣類をおくらせている。そしてその長篇の
結語はその小柴と結婚してもよいと思う伊乃のモラルとして「世の常の道徳を蹴とばてし....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
者は見わたしたところ殆どないね。宗祇はたしかに近代文芸の祖と仰がれて好い。おれの
結語はそこにあるのだよ。」 鶴見は景彦との問答を切りあげた。景彦はどうしたもの....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
とることができる。 閑院氏も、さすが宮様だけの静かさと良識を示し、記者に向って
結語して曰く、 「華頂氏の心のやわらぎを待って元の巣に帰したい。第二案は今後独身....
「ゴッホについて」より 著者:三好十郎
い画家はいないであろう。 理屈ではない。また彼の生きがいの歴史を調べたうえでの
結語のようなものでもない。ゴッホの絵を見て、ジカにわれわれの感ずるものとしてであ....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
く文法に違えりとて排斥する説には反対する者なり。まして普通の場合に「ならめ」等の
結語を用いる例は万葉にもあるをや。 二本《ふたもと》の梅に遅速を愛すかな 麓な....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
て『新古今集』を排斥する、宗祇、古今伝授 十八 歌道はまさに消えようとしていた、
結語 草木のさやぎにも神の声が聞かれた遠い古の代から、歌は神や人とともにあった....