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絞盤
「絞盤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絞盤の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
われるせわしい自然の移り変わりの中に、絵島丸はあわただしい発航の準備をし始めた。
絞盤《こうばん》の歯車のきしむ音が船首と船尾とからやかましく冴《さ》え返って聞こ....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
い制がとり入れられた。次の収入表は現に職についている労働者からたしかめたものだ。
絞盤旋盤工(最低一八〇) 承軸旋盤工(同…………) 所得は一ヵ月三百ルーブルか....
「宝島」より 著者:佐々木直次郎
人箱にゃあ十五人―― よいこらさあ、それからラムが一罎と!(註五)」 揚錨
絞盤の梃をしたり店の看板を見上げたりしていた。 「これぁ便利な入江だ。」とようや....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
直後のことで、なにか鑵鼓のようなもので、舷側を叩く音がしたので、余は暗闇の海中に
絞盤を下ろさしめた。 すると、その巨大な網は、金色の滴を跳ね飛ばしながら、徐々....