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「絶境〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

絶境の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ところが少なくない。これは精神病者特有の一徴候なのだ。 普通の人間でもこんな隔絶境に半月もいたら少々の嘘にも判別がつかなくなるだろう。それが、バイエルタールの....
西航日録」より 著者:井上円了
哲学館出身にして、さきに千辛万苦をなめ、九死に一生を賭して、ヒマラヤ山中、無人の絶境に入り、ついに入蔵の目的を達するを得。再び白馬にむちうちて雪嶺を越え、ここに....
黒部川を遡る 」より 著者:木暮理太郎
美の極だ。十二時、本流と祖母谷との岐れ道に着いて昼飯にした。黒部峡谷の人跡稀な幽絶境はこれから始まるのである。 午後十二時半に此処を出発した。暫くは欅平の古い....