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絹天
「絹天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
絹天の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
は尻をからげて、莫大小の股引白足袋に高足駄をはき、彼女は洋傘を杖について海松色の
絹天の肩掛をかけ、主婦に向うて、
「何卒覚えて居て下さい、覚えて居て下さい」
と....
「子を奪う」より 著者:豊島与志雄
から下がすらりとしでいた。桜の花を渦巻きに散らしたメリンスの着物の下から、真赤な
絹天《きぬてん》の足袋がちょこちょこ動いて見えた。 家中の者が総がかりで、依子....