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継足
「継足〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
継足の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
驚いたね。その親爺が坐っていても吾輩の立っている高さぐらいあるんだ。どこで胴体が
継足してあるんだろうと思って荒っぽい縞のドテラを何度も何度も見上げ見下した位だ。....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
、要らぬ生命を持っているなら、おなじ苦労をした女の、寿命のさきへ、鼻毛をよって、
継足をしてやるが可い。このうつくしい、優しい女を殺そうとは何事だ。これ聞け。俺も....
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
、夫の手助け賃仕事…… とやりはじめ、唄でお山へのぼる時分に、おでん屋へ、酒の
継足しに出た、というが、二人とも炬燵の谷へ落込んで、朝まで寝た。――この挿話に用....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
手紙をまだ、あなたのところに差上げる手段もつかないうちに、わたしはまた大急ぎで、
継足《つぎた》しをしなければならない必要に迫られました。 先日の手紙にありました....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
働きを逞《たくま》しうせんとするまでもなく、先方が、何のわだかまりもなく、説明の
継足しをしていくのです。 「あなたの方の合図にはいっこう気がつきませんでしたが、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
札の辻に立って見送っている。両国手は、時々振返って、一瓢をささげ上げて、さらばの
継足し、その度毎に、お角さんも手を挙げてあいさつを返す。さきに待兼ねていた先発の....
「金狼」より 著者:久生十蘭
は二十二三、断髪、極彩色のモダン・ガールに仕立てあげる。なるたけ葵に似るように、
継足をして長いソワレを着、乙にすました顔をしてまたぞろ〈那覇〉へとってかえす。見....