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続出
「続出〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
続出の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
な》えていた。しかし又確かに人並み以上に鋭い犬歯をも具えていた。…………
(以下
続出)
附記 この小説はもうこの三四倍続けるつもりである。今度掲げるだけに「....
「十八時の音楽浴」より 著者:海野十三
か一日のうちに体重を二十%減らした者、内臓疾患が爆発的に重くなって斃れた者などが
続出した事実を、遺憾ながら信じなければならなくなった。敵をしりぞけ吾れを護る任務....
「予報省告示」より 著者:海野十三
糧はすべて自由販売となる。 世界暦千九百四十七年 飢餓のため日本人死するもの
続出。 〔註〕 右の予報省告示は、省員が精神もうろう状態に予測したものであって....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
動物の中から人類が発生するまでに、その進化の過程には屡※創造と称せらるべき現象が
続出した。
続出したというよりも凡ての過程は創造から創造への連続といっていい。習性....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
かと思う。 ◯カンフルばかり医師はうつ。 ◯焼夷弾の座金に直撃されて負傷した者が
続出した。自分は幸いに助かった。(コンクリート塀のうしろにかくれた為、あとで考え....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ンジン班の一人の部員が急にめまいがしてぶっ倒れましたが、それにつづいてたおれる者
続出、今では十六七名という多数にのぼっております」 「そ、そんなことがあるものか....
「岡本一平論」より 著者:岡本かの子
た氏の家庭が氏の親しい知己か友人の来訪に遇う時です、氏が氏の漫画一流の諷刺滑稽を
続出|風発させるのは。そんな折の氏の家庭こそ平常とは打って変って実に陽気で愉快で....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
ル・オブ・マンのモーグフォルド教会に赴任した。在職中たまたま疱瘡が流行して、死者
続出の有様であったが、モーゼスは敢然として病者の介抱救護に当り、一身にして、牧師....
「雑文的雑文」より 著者:伊丹万作
唄の一つも歌つて調子はずれは困る。というふうにいつてくると、もうそれだけで落第者
続出の盛況である。 舞台のほうでは普通に口がきけるようになるには五年以上かかる....
「戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
す。 しかし、集団の仕事がこの種のものとすれば、このような問題は今後においても
続出するでありましようし、その都度、いちいち正確に連絡をとつて意志を疎通するとい....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
し、京伝に及ばずと自ら認めた臭草紙でも『傾城水滸伝』や『金毘羅船』のような名篇を
続出して、盛名もはや京伝の論ではなくなっている。馬琴としては区々世評の如きは褒貶....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
会開設を公約されて休息期に入って民心が文学に傾き、リットンやスコットの飜訳小説が
続出して歓迎され、政治家の創作が頻りに流行して新らしい機運に向いていた時であった....
「耳香水」より 著者:大倉燁子
のがいいのね」 「実際にあったことでなくっちゃあ刺戟がないわ」といろいろな注文が
続出する。 S夫人は笑いながら卓上の紅茶に唇を潤し、奥様方の顔をひとわたり見廻....
「心霊の抱く金塊」より 著者:大倉燁子
すか、それとも何割という規定でもあるのでしょうか」などと、慾深い連中からの質問が
続出する。 雨が降り出した、大つぶの雨が軒をうつ。博士は顎鬚をしごきながら、徐....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
大王が会戦を求めんとせば適切なる陣地を占めてこれを回避する。大王は食糧欠乏、患者
続出、寒気加わり、遂に大なる危険を冒しつつ、シュレージエンに退却の余儀なきに至っ....