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続物
「続物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
続物の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
る代りに、稍《や》や放縦で、或る新聞縦覧所の女に思われた為めに騒動が起って新聞の
続物に出た。女は元と縦覧所を出している男の雇女で、年の三十も違う主人に、脅迫せら....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
古渡資秀などがいた。加治は後に渡辺氏を冒し、小説家の群に投じ、『絵入自由新聞』に
続物を出したことがある。作者|名は花笠文京である。古渡は風采揚らず、挙止|迂拙で....
「平凡」より 著者:二葉亭四迷
《よ》してよ」、という。 部屋で机の前で今日の新聞を一寸《ちょっと》読む。大抵
続物だけだ。それから編棒と毛糸の球を持出して、暫くは黙って切々《せッせッ》と編物....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
。しかしながら、それでさえその時代には物珍らしさに興を催したのであった。今日の連
続物などと比較して考えて見たならば、実に隔世の感があるであろう。 ところで、か....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
よ。主人が留守だもんですから、少姐さんのお部屋でついお心易立にお炬燵を拝借して、
続物を読んで頂いておりました処が、」 「つい眠くなったじゃあないか、」とお若は莞....
「江戸芸術論」より 著者:永井荷風
なるべきものを夥《おびただ》しく描きたり。その板刻の年代は前述せし大《だい》なる
続物《つづきもの》と同時のものなきにあらざれど多くはその以後なりとす。今この種の....