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綱領
「綱領〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綱領の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
、敵討などももう駄目かと諦めておりましたところ、明治三年に御発布になりました新律
綱領によりますと、父祖殺された場合は、敵を討ちましても、あらかじめ官に申告してお....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いてしまった。
「いや、シュトラウスの交響楽詩でもないのさ。それが、陰陽教の呪法
綱領なんだよ。神格よりうけたる光は、その源の神をも斃す事あらん――と云ってね。勿....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
を見るべし。しかるに改進派これに反しその宣言においては一語の国権に及ぶなく、その
綱領においては、 内治の改良を主とし国権の拡張に及ぼすこと。外国に対しては勉め....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
上げの日のうれしかったこと。 親鸞 あの時私とお前と仏様の前にひざまずいて五つの
綱領を定めたね。その第一は何だった。 僧一 「私たちはあしき人間である」でござい....
「運命」より 著者:幸田露伴
評せしめ、余威は遠く我邦に及び、徳川期の識者をして此を研究せしめ、明治初期の新律
綱領をして此に採るところあらしむるに至れり。太祖の英明にして意を民人に致せしこと....
「惜別」より 著者:太宰治
喫緊なれとの思想が澎湃として起り、さきに海外に亡命していた孫文は、すでにその政治
綱領「三民主義」を完成し、之を支那革命の旗幟として国内の同志を指導し、自分たち洋....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
をして、 「なるほど、豊竹屋の云うとおりなんだよ。現に、ステイフェンの『証拠蒐集
綱領』を見ても、たいていの場合|頸筋の結節は、紐が長くて、縊死者が廻転した場合に....
「ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
太郎、長田秀雄、吉井勇、それから私など集ってはよく飲んだものである。 別に会の
綱領などと言うものがあるわけではなく、集ると飲んで虹のような気焔を挙げたのである....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
晴れたです。
実はこの大寺に二週間ばかりも泊ってせめてこのサッキャア派の仏教の
綱領だけでも知りたいという考えでしたけれども、そういう腐敗した坊主について学ぶの....
「革命の研究」より 著者:大杉栄
の漠然とした社会主義的平等の憧憬をよく知っていた。しかし彼等はそれがはっきりした
綱領になって現れると、びっくりしてしまったのだ。 一八四八年でも同じことだ。そ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
盟を結成した。建設者同盟は「本同盟は最も合理的な新生活の建設を期す」という文句を
綱領として、池袋の北沢教授宅の隣りに本部を置き、雑誌“建設者”を発行、盛んに活動....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
念せられ候う事にこれ有り候う。小生が「民族と歴史」を発行致し候うについても、その
綱領の一つとして、 本誌は特に過去に於ける賤民の成立変遷の蹟を詳らかにし、今なお....
「編輯雑感」より 著者:喜田貞吉
本誌を発行することになったのも、一つはこの方面の研究を試みたいためであって、その
綱領の一つとして、過去の賤民成立変遷の蹟を明らかにし、同情すべき同胞解放の資料を....
「融和促進」より 著者:喜田貞吉
不合理から解放されねばなりません。いわゆる部落民のみの集団より成る水平社が、その
綱領の一つとして、職業の自由の獲得を期していることは、まことに当然の要求でありま....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
陸軍の先輩は非常にこの点に頭を悩まし、明治四十一年十二月軍隊内務書改正の折、その
綱領に「服従は下級者の忠実なる義務心と崇高なる徳義心により、軍紀の必要を覚知した....