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「網目版〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

網目版の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
映画時代」より 著者:寺田寅彦
顔よりもグロテスクで陰惨なものであるが、それが特別に民衆に受けると見えてそれらの網目版が至るところの店先で自分をにらみつけ、脅かし圧迫した。 長い間縁の切れて....
二重心臓」より 著者:夢野久作
?符の輪の中に髪を振乱した呉羽嬢がピストルを真正面に向けて高笑いしている姿が荒い網目版で印刷してあった。 「まあ。お兄さま」 「おお。美鳥。御機嫌よう」 「まあ....
浮世絵の曲線」より 著者:寺田寅彦
である。西洋人の書いた、浮世絵に関する若干の書物のさし絵、それも大部分は安っぽい網目版の複製について、多少の観察をしたのと、展覧会や収集家のうちで少数の本物を少....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
版の種類についても考える必要があると思う。目下の、日本の新聞紙の紙質では、どうも網目版がうまく鮮明に現れにくい。絵を線描のみでなく淡墨を以て調子づけたりする事も....
大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
版の種類についても考える必要があると思う。目下の、日本の新聞紙の紙質では、どうも網目版がうまく鮮明に現れにくい。絵を線描のみでなく淡墨を以て調子づけたりする事も....
能面の様式」より 著者:和辻哲郎
そうな話だったので、「近刊」として付記しておいたが、それからもう一年以上になる。網目版の校正にそれほど念を入れていたのである。それだけに出来ばえはすばらしくよい....