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綴じ込み
「綴じ込み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綴じ込みの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「復讐」より 著者:夢野久作
前のセピア色の平面には、きょう出された処方箋や、薬品の註文の写しや、新薬のビラの
綴じ込みや、カード式の診断簿等というものが、色々の文房具や、薬品などと一緒に一パ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
雪」というのをのせます。『婦人朝日』に「雪の後」という題でかいたものです。やっと
綴じ込みをかりて来て、うつしてもらって相当手を入れ、厚みのついた作品となり、短篇....
「オパール色の手紙」より 著者:平林初之輔
くつがえされたような気がした。 「これを読んでみなさい」こう言ってあの人は手紙の
綴じ込みを妾の前へ押した。 妾は、無言で(こういう時には何とも返事のしようのな....
「私はかうして死んだ!」より 著者:平林初之輔
をちょっと拝見できませんか?」 「お易《やす》いこった」 彼は奥へ行って書類の
綴じ込みをもってきて、その一番上の一枚を指し示した。 死亡の時という欄には昭和....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
それにしてもこの新聞には今までどんな劇評が出ているかと、棚の上から手あたり次第に
綴じ込みを出してみると、それは前年の七、八月頃の
綴じ込みで、新富座の「仙石騒動」....