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綺談
「綺談〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綺談の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
いるというのだった。
「それが今ごろまでそのまんまあるものかしら」
押川春浪の
綺談めいた物語に伸子はうす笑いの口元になった。ソヴェトは、こんなに新しい開発建設....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
浪曼的な色彩を今日の文学に付さねばならぬ」「たとえば佐藤春夫氏の『星』や『女誡扇
綺談』等の作品に流れる世間への憤懣の調べ、川端康成氏の描く最もほのかに美しい世界....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は、モラルの本質がそういうものであったから、支那文学の影響も稗史《はいし》小説、
綺談等からうけ荒唐無稽的となり文学の一面で当時の卑俗さと結びついています。春水と....
「魔都」より 著者:久生十蘭
出現し、歳末警戒の慰労巡視を行なったというその報告である。ホフマンの「カロオ風の
綺談」でもあるまいし、二人の警視総監が東京の中央と南に同時に出現したなどというの....
「ロウモン街の自殺ホテル」より 著者:牧逸馬
当時探偵学の神様のように言われていて、正に仏蘭西の国宝的存在だった。この人の捕物
綺談は山のように遺っていて、先ず、この「自殺室事件」もその一つなのだが、いま専門....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
から、大臣の古手になったところで住み心地はよいに相違ない。 徳冨蘆花に、『外交
綺談』という著書がある。翻訳の短篇集であったような気がする。その中の一つに、白い....