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綿綿
「綿綿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
綿綿の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
亀蔵を三浦坂まで送って別れたのが二月十九日の事である。亀蔵はその時茶の弁慶縞の木
綿綿入を着て、木綿帯を締め、藍の股引を穿いて、脚絆を当てていた。懐中には一両持っ....
「旅愁」より 著者:横光利一
みた。が、それはも早や、誰かにいのちを奪われてしまっているような千鶴子の歎きのみ
綿綿とつづいているばかりだった。矢代は読み終ってからも、彼女を悲しませているもの....