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緋威
「緋威〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
緋威の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小田原陣」より 著者:菊池寛
に「東国御陣立とて、万方震動なり」とある。 作り髭を付け、唐冠の甲を著け、金札
緋威の鎧に朱塗の重籐の弓を握り、威儀堂々と馬に乗って洛中を打ち立った。それに続く....
「巴里祭」より 著者:岡本かの子
興奮が消えて来た新吉の青ざめた眼に稲妻形に曲るいくつもの横町が映った。糸の切れた
緋威しの鎧が聖アウガスチンの龕に寄りかゝっている古道具屋。水を流して戸を締めてい....
「天草四郎の妖術」より 著者:国枝史郎
郎となって了ったのは止むを得ない運命と云うべきでしょう。翌日、彼は止るを聞かず、
緋威の鎧に引立て烏帽子、胸に黄金の十字架をかけ、わざと目立つ白馬に乗り、敵の軍勢....