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緋衣
「緋衣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
緋衣の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
読みはじめた。 楊はおどろいて、大きい声で人を呼んだが、誰も来る者はなかった。
緋衣の人も聞かないようなふうでしずかに書物を読みつづけていた。やがて五更(午前三....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
、寒風の吹き込む高天の裂け目にほかならない冬を見、丘の頂の新しい曙《あけぼの》の
緋衣《ひい》のうちに多くのぼろを見、偽りの真珠たる露の玉を見、擬《まが》いの金剛....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ちにも、消え失《う》する事物の縮小のうちにも、哲学はすべてを認知する。ぼろを再び
緋衣《ひい》となし、化粧品の破片を再び婦人となす。汚水溝渠《おすいこうきょ》で都....
「省察」より 著者:デカルトルネ
頑固な蒸気でかき乱されていて、極貧であるのに自分は帝王であるとか、赤裸であるのに
緋衣を纒うているとか、粘土製の頭を持っているとか、自分は全体が南瓜であるとか、硝....