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「総司令官〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総司令官の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
前九時十五分、東京湾上の米戦艦ミズーリ甲板上にて、わが全権重光参謀総長は、連合軍総司令官マッカーサー元帥らの前に進みて、降伏調印を終る。 かくて建国三千年、わ....
地球要塞」より 著者:海野十三
のは、一体誰であろうか。 それは、もちろん私を招いた人であるが、その人こそ戦軍総司令官の鬼塚元帥《おにづかげんすい》であったのだ。 今こそ、一切をここに書く....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
た革命第四年花月二日の通牒《つうちょう》にはブォナパルトと呼ばれてる、イタリー軍総司令官によって得られたモンテノッテの勝利が、パリーに伝えられた。ちょうどその日....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。フランスの革命思想を親しく見た全欧州の警戒の声が世界中に響き渡っていったこと。総司令官フランス王子と相並んで、後にシャール・アルベールと言われたカリンニャン大....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
事柄を談《はな》したいと思う。 なかんずく僕の心を最も強く打ったものは、南軍の総司令官でありしリー(R. E. Lee)将軍の人格である。僕はこの人の名と性格....
中支遊記」より 著者:上村松園
間には、日本の具足が一領飾られてあったようであった。 同じ南京では畑支那派遣軍総司令官閣下に御挨拶に参上した。後宮総参謀長その他の幕僚も御一緒であったが、畑大....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
クスは激怒した。ラレイは掠奪と功名心のために、計画的に彼を出し抜いたものであり、総司令官の到着を待たずに島を襲撃したことは、命令違反であると、エセックスは声明し....
三国志」より 著者:吉川英治
ならびに荊州諸路の軍馬を総領せよ」 と、陸遜に大権をゆだねた。 陸遜が新たに総司令官として戦場へ臨むという沙汰が聞えると、呉の前線諸陣地にある諸将は、甚だし....
三国志」より 著者:吉川英治
び大都督として戦場に征き、さきの戦訓を生かして、孔明をやぶれ」 と、前のとおり総司令官たるの印綬をさずけた。 曹真は、恩を謝して、洛陽の兵十五万をひきつれ、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
そもそもムリな作戦だった。 しかし宮は、吉野を宮方の総本城とし、ご自身、全土の総司令官をもって任じ、いわゆる“大塔ノ宮|令旨”の檄を海からも陸からも天下に発し....
黒田如水」より 著者:吉川英治
ら始まった。顧みるとここまでの彼はたしかに順調だった。中国|探題に任ぜられ、西征総司令官として、意のままに機略を振うことができたのである。 ところが、織田信忠....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
いのではあるまいか。 しかし防空全般に関しては今日以上の統制が必要である。防空総司令官を任命(成し得れば宮殿下)し、これに防空に任ずる陸海軍部隊および地方官憲....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
…… 両国橋の袂にある表忠碑も昔に変らなかった。表忠碑を書いたのは日露役の陸軍総司令官大山巌公爵である。日露役のはじまったのは僕の中学へはいり立てだった。明治....