総同盟[語句情報] »
総同盟
「総同盟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総同盟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
けるために、内々佐伯たちを援助して、工場の中で少し危険と見られている職工を「労働
総同盟」に加入させることをしていた。それは森本たちも知っている。――然しその策略....
「刻々」より 著者:宮本百合子
にでもですか?」 と、ききかえした。 「サア、そこいらのところは分らんですがね。
総同盟系が何しろ五万というからね」 煙草をプカリ、プカリと吹き、 「五万の人間....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
関『ル・リベルテエル』の催しの民衆音楽会へ行った。会場のC・G・T・U(統一労働
総同盟)事務所の入口の前は、十名ばかりの制服の憲兵が突っ立っていた。 その翌日....
「衣服と婦人の生活」より 著者:宮本百合子
服事情は今日では信じられないほど大きい変化をみるだろう。今の日本の繊維産業は大体
総同盟のしめつけで非常に組合としては無力化されてしまっている。もしそういう抑圧か....
「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」より 著者:宮本百合子
くってみれば、この年五月にはソヴェトからヨッフェが来ている。普選で成功するために
総同盟が右翼化することを決定した年でもある。無産階級文学運動の中にもこの対立がは....
「工場労働者の生活について」より 著者:宮本百合子
る。田清、時代、そしきがここにあった。 八番 東京工場からまわった連中でアナ、
総同盟に属していた職工が多い。 全工場中待遇は最悪。それでも立たず。 七....
「往復帖」より 著者:宮本百合子
に組合婦人部を私用することは国民が認めない、とはっきり抗議すること。 いかに
総同盟婦人部がおとなしくてもまさかこれをよろこびはしまい、と。 招待状が来て....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
になって午飯の休憩時間を一時間増すための全国的運動を起してそのかげに隠れて加奈陀
総同盟の最左翼と結託しようか、それともハリウッドへ行って映画女優になろうかとずい....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
政府主義と共産主義』、同『裁判と称する復讐制度』、マラテスタ『無政府』、ロラー『
総同盟罷工』、ニューエンヒュイス『非軍備主義』(以上小冊子)。ゾラ『アソンモアル....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
有産者のもっとも急所を、腹を、突くべき威嚇的な言葉を発していた……腹を攻めよと。
総同盟罷業をもって有産者を脅かしていた。怖気《おじけ》だったパリーの人々は、田舎....
「駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
冊子を出して、その一部を黙って私に渡した。スカレット色の燃えるような表紙に黒い「
総同盟罷工」という文字が鮮やかに読まれた。小林の知己でこのごろ政府からひどく睨ま....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
煤煙問題について討論沸騰! 賀川市長蝗に殴り飛ばされ= 労働団体の
総同盟罷工準備さる= 本日開会の大阪市会は未曽有の大混乱を醸し煤煙問題について甲....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
いう理想の下に民衆の中へというモットーが労働運動、農民運動と連絡しながら日本労働
総同盟、日本農民組合と関係を持って実際的の運動をやるようになった。私は労働運動の....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
。この普選の実施は労働運動を政治運動に発展せしめる一転機をなしたもので、日本労働
総同盟は政治運動への方向転換の宣言を行い、私の属する日農は単一無産政党の結成を提....
「一九三七年を送る日本」より 著者:戸坂潤
う目標を自然に撤回したように見える。独り大衆政党だけではない。社大党支持者の多い
総同盟や、日本無産党支持者の少なくない東京交通労働などの諸労働組合は、争議打ち切....