総湯[語句情報] »
総湯
「総湯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総湯の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
の凭れた風情がある。 このあたりを、ちらほらと、そぞろ歩行の人通り。見附正面の
総湯の門には、浅葱に、紺に、茶の旗が、納手拭のように立って、湯の中は祭礼かと思う....
「小春の狐」より 著者:泉鏡花
北国の事だから、厚い外套にくるまって、そして温泉宿を出た。 戸外の広場の一廓、
総湯の前には、火の見の階子が、高く初冬の空を抽いて、そこに、うら枯れつつも、大樹....