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総督
「総督〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総督の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
あった。しかし、これでも多島海第一の都会であった。以前は、このギネタに、多島海|
総督府《そうとくふ》があり、
総督がいたそうな。今はいない。それは、この町のすぐと....
「田原坂合戦」より 著者:菊池寛
あるので、勅使の議はとり止めとなり、十九日には、征討の詔を下され、熾仁親王を征討
総督に任ぜられた。山県参軍は二十五日に博多に着き、征討
総督も川村参軍を従わせられ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
越えて二十三日と二十八日に又あらわれた。 城中の官民はみな駈け集まって礼拝し、
総督|李棲鳳はみずから関帝廟に参詣した。 短人 徳州の兵器庫は明代の末か....
「恐竜島」より 著者:海野十三
、わしらがボートで出たあと、海中からとつぜん恐竜が現われ、船は沈没してしまった」
総督閣下《そうとくかっか》 その翌日から、恐竜島はにぎやかになった。 前夜の....
「天馬」より 著者:金史良
々しく辺り一面で唸り立て、洋服や白い着物がうろつき廻っている。景気のいい商人や、
総督府あたりの朝鮮人雇員、無職で金のある青年、モダンボーイ、そしてカフェー音楽家....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
て生れた子等は、ついに永遠に、魂を持つ機会を与えられないのであろうか。 大
総督と女大使 このイネ州の首都オハン市は、深い湾の奥にある人口五百万の都市だっ....
「時限爆弾奇譚」より 著者:海野十三
ったようでございますな」 「うん、あれか。あれは、後で気がついたが、シンガポール
総督の声じゃった――ううん、もうすこし味が何とかならんものか……」 「で、その何....
「鎮西八郎」より 著者:楠山正雄
って、九州の大名を残らず打ち従えようとしました。九州の総追捕使というのは、九州の
総督という意味なのです。すると外の大名たちは、これも半分はこわいし、半分はいまい....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
かな共和国(ヴェニス)の四人の布教師の家族であるかのごとくに尊敬され、ヴェニスの
総督といえども道を避けるくらいでありました。実に悪魔がこの世に降って以来、わたし....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
ェッシントン夫人は話し出した。そうして、私は彼女と一緒にサンジョリーの道から印度
総督邸の下の曲がり角まで、まるで生きている婦人の人力車と肩をならべて歩いているよ....
「瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
の伎倆も略熟したるに付き、幕議、遠洋の渡航を試んとて軍艦咸臨丸を艤装し、摂津守を
総督に任じて随行には勝麟太郎(今の勝|安芳)以下長崎|伝習生を以てし、太平洋を絶....
「瘤」より 著者:犬田卯
過ごした南満の地に再び舞い戻って、満鉄の業務員、大連の某会社の事務員、転じて朝鮮
総督府の雇員……と数年間を転々したのであった。しかるに今度、親父の死、それに学閥....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
にもふさわしく考えるのである。その兄のローマンチックな行動は、しかし、時のインド
総督カーゾン卿の目に異様の冷光をひらめかせたらしく、豪族タゴール一家の周到な庇護....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の両方に、大きな領地を所有する身分となり、錫鉱山の経営者であり、コオンウォルの副
総督であり、騎士であり、海軍中将であった。年は三十五――冒険好きで、威厳逞しい男....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
と、三室続きの豪奢なものだ。つい前まで関釜連絡船としてのこの船のこの特等室は朝鮮
総督の使用室だったというのである。私の親愛な友人は私を大きな寝台に寝かしてくれて....