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総覧
「総覧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
総覧の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
、読み物の部分はまあ何とか退屈しないで読める程度だし、見る部分である「アルバイト
総覧」は少なくともその分量から云って、努力だけは充分に買って貰えるかも知れない。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
国人も、舌を満足させるために今も随分酷い屠殺|割烹《かっぽう》法を行う者で、その
総覧ともいうべき目録を三十年ほど前『ネーチュール』へ出した人があったが、予ことご....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
た。批評家してよみますからね、これだけ時間が距っていると。時々自分の過去の仕事の
総覧をすることは有益です。私のように、狭い個性の境地というものをわが芸術の島とし....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
大正十五年の秋、東京で汎太平洋学術会議の開かれたとき、学術研究会議では『日本科学
総覧』と題する英文の一書を編纂して、諸外国から来会した人々に分与したが、私は同会....
「探偵小説思い出話」より 著者:山本禾太郎
氏名が発表されたが、何でも応募総数は四百編位であったと思う。ところが、その応募者
総覧のなかに私の氏名が見当らぬ。郵送の途中紛失したものか、或は編輯部でどこかにま....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
くにたてば」といって一本を送られた。これは楠氏関係の古今の刊本、文集、絵画などを
総覧的に編集した奇特な“図書解題”で私も未見な稀覯本であった。なんの果報か、どう....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
ラガラズまたはガラガイデ、秋田県にもカラガラスという鴉のような名があり、『青森県
総覧』には五種六種の地方名が列記してあって、しかも土地によってはその幾つかを共に....