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「総辞職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

総辞職の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
を切開せらる。進歩党の如きは首脳部を根こそぎ持って行かれる。 幣原内閣も改造か総辞職の外なく一嵐なり。 共産党は本令を更に拡張し地主や下級官吏等に及ばしむべ....
海底大陸」より 著者:海野十三
、とにかくこれは大異変だよ。ぼくたちは、もう運転の自信を失ってしまったんだ。もう総辞職だ。しかも英国につかないうちに、魚の腹のなかにはいってしまうだろう、ああ」....
一票の教訓」より 著者:宮本百合子
輿論の刻々の高まり、さらにその国民の輿論に対して、楢橋書記翰長は「院外運動などで総辞職しない」「再解散させても思う通りにする」と、どんな背後の力をたのんでのこと....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
通な生活擁護の必然を理解しあっている。 片山内閣は難航の末、一九四八年二月十日総辞職をした。すべてのジャーナリズムを動員して吉田の自由党支持の世論をまとめよう....
社会時評」より 著者:戸坂潤
れてかどうか知らないが、或いは寧ろ之を利用してであろうが、関西支部出の協会幹部は総辞職して協会の心胆を寒からしめているようだ。関西支部が取った「責任」にはどれだ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
来るらしいことよ。こういうの御覧になったわけでしょう? 子供の頃は。 近衛さん総辞職の号外をもって来たおっさんが帽子とって、こちらも御出征でとあいさつしてゆき....
日記」より 著者:宮本百合子
て来て居ないで駄目、 夕方までいろいろききかえる。 六月六日(火曜)晴 内閣総辞職 原首相が殺されてから、高橋是清が総理大臣となり、始めは人気があったが、....
回想録」より 著者:高村光太郎
、あの時代は父の作は一時途切れている。 岡倉さんが美術学校を辞める時、父も一旦総辞職と共に学校を出たのだが、暫くして又学校に戻った。岡倉さんは学校の方に残って....
美術学校時代」より 著者:高村光太郎
菫などのものを読んだ。 其頃学校の方では校長岡倉覚三先生がやめさせられ、教員も総辞職をするという仕末になり、親父も辞職をしたので僕も退学した。それが明治三十四....
外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
ると感心せざるを得ません。総監の遺書の委しいことは私も存じませんが、それが内閣の総辞職の導火線となったことは事実であります。…………」 (「苦楽」大正十五年二月号)....
探偵戯曲 仮面の男」より 著者:平林初之輔
は何をしとる。渋谷憤慨生」か、「我らは警視庁を信任せず。総監以下|速時《そくじ》総辞職せよ。麹町一市民」「もしもし警視庁のおじさん、仮面強盗は立派な紳士よ。妾《....
回顧と展望」より 著者:高木貞治
は明治31年で,その年に日本最初の政党内閣(隈板内閣)が出来ることになって,内閣総辞職があったのですが,時の文部大臣の外山正一さんが辞職の際の置土産として,一年....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
に、能率請負の入札を各課に命令した。 サア、大変だ。各課は上を下への大動乱だ。総辞職を主張するものもあれば、全吏員のゼネラル・ストライキを宣伝して回るものもあ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
喝破したものでありますが、まさにその通りであります。われらは、この際、吉田内閣は総辞職し、自由党は出直すべきときであると考えるのであります。ここに、吉田内閣退陣....
近衛内閣の常識性」より 著者:戸坂潤
倒閣運動が成熟し始めた頃、とうとう立ち腐れになって了ったということは、広田内閣の総辞職の場合とは違って、伏在するものを感じる必要のないような、明白な審判を意味し....