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緑礬
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河明り」より 著者:岡本かの子
液体である。叢林は大地を肉体として、そこから迸出する鮮血である。くれない極まって
緑礬の輝きを閃かしている。物の表は永劫の真昼に白み亘り、物陰は常闇世界の烏羽玉い....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の色に焦れて居る山と山との間の深い谷底を清滝川が流れて居る。川下が堰きとめられて
緑礬色の水が湛え、褐色の落葉が点々として浮いて居る。
「水を堰いて如何するのかな....