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「線引き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

線引きの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
能とは何か」より 著者:夢野久作
どれも彼もが結び付けて伝えたらしい感じがする。且つ、義太夫なぞは、手を付けた三味線引きや、初めて興行された劇場の種類、初めて演出した俳優や人形使いの名前なぞと一....
十二支考」より 著者:南方熊楠
た証だ。柳田氏かつて越前のある神官の家の系図に、十数代の間婦女より婦女に相続の朱線引き夫の名は各女の右に傍注しあったという(『郷土研究』一の十)。八丈島民が母系....
大阪発見」より 著者:織田作之助
えるというところをねらった、大阪人の商売上手かも知れないが、明治初年に文楽の三味線引きが本職だけでは生計が立たず、ぜんざい屋を経営して「めをとぜんざい屋」と名付....
アド・バルーン」より 著者:織田作之助
のでしょう。しかし、その時いた八尾の田舎まで迎えに来てくれたのは、父でなく、三味線引きのおきみ婆さんだった。 高津神社の裏門をくぐると、すぐ梅ノ木橋という橋が....
京鹿子娘道成寺」より 著者:酒井嘉七
気を引かれたので御座います。もしも、誰かが躓くようなことでもあれば、大変だ、三味線引きの魂とも、命とも考えられる、三味や撥に、傷がつくようなことがあれば、私は、....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
帰って来ていた幸七が、口を入れて、 「おこよさんと言いましてね、紋之助さんの三味線引きでございます。」 「うむ。そのおこよさんと紋之助が話し込んでいて、ここに、....