線香立て[語句情報] » 線香立て

「線香立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

線香立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦系図」より 著者:泉鏡花
、カタリと閉めた。懐中へ、その酒井先生恩賜の紙幣の紙包を取って、仏壇の中に落ちた線香立ての灰を、フッフッと吹いて、手で撫でる。 戸外を金魚売が通った。 「何で....
随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
ん生、柳枝、つばめ、馬生、小勝、今輔、小せん、文楽(いずれも先代、先々代)の名を線香立て、花立てに刻し、別に三代目小さん、建之云々とありけり。 さるにても姫野....
小説 円朝」より 著者:正岡容
る傍らの柘榴の股になっているところへのせて置いたお線香二本、つづいて圓朝は左右の線香立てへ供えた。ユラユラうすむらさきの煙りが立ちのぼって、やがてそれが思い思い....