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「緞帳芝居〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

緞帳芝居の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
付けたところは豪勢だが、ところどころに皺《しわ》が寄ってるには驚ろいたね。まるで緞帳芝居《どんちょうしばい》の道具立《どうぐだて》見たようだ。そこへ持って来て、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
る―― お銀様は、慢心和尚という坊主を快からず思っている。あの時の施行供養を、緞帳芝居《どんちょうしばい》も及ばない愚劇だと嘲っている。同時にその記念として残....
小説 円朝」より 著者:正岡容
、片っ端から気前よくこしらえていった。しかもチャチないい加減なものではなく下手な緞帳芝居は敵ではないほどの絢爛なところをこしらえさせるのだったから、その費用は一....
初看板」より 著者:正岡容
になってしまいました。これも最前の田舎まわりの話同様、馬鹿でもチョンでも私は永年緞帳芝居へ入っていたから太鼓の打ち方も心得ていたのが当たり前なのですと話してしま....