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締め括り
「締め括り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
締め括りの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
ならぬのも、彼はこの手紙の中で書くことが適当だと思った。すべて外国で起ったことの
締め括りは、自分の国に戻りついてからにしたいと思ったあのときのことなど、それもや....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
ついろいろな線や、恰好や、肌触りに、見かけは間伸びがしたようで、どこかにちゃんと
締め括りがあり、大まかなようで、実は細かい用意があるのに驚かされることがよくある....
「私の貞操観」より 著者:与謝野晶子
東京に学んでいる。妹は京都に学んでいる。弟はまだ土地の中学にいる。店を初め一家の
締め括りのために自分はどうしても両親を助けて家にいなければならなかった。人はお嫁....
「華々しき一族」より 著者:森本薫
だって、妾よりはずっといいし、第一姿に品ってものがあるわ。しっとりしていて物事の
締め括りをちゃんと知っている聡い子供だわ。妾は始終家を留守にしているけれど、あの....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
の常道の世の中となるではありませんか。それで法的に打つ手がないということは、凡そ
締め括りのつかぬ世の中になったものです。何とか制裁の途はありませんか。序ながら、....
「扉の彼方へ」より 著者:岡本かの子
った一つの事件のためであります。 私の母は気性の派手な、負けず嫌いな、その癖|
締め括りのない、学者の妻というよりは、まあ事業家の妻にした方が適任と思われる性質....