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締結
「締結〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
締結の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老中の眼鏡」より 著者:佐々木味津三
「ポルトガル国トノ交易通商ハ、最早ヤ断乎トシテ之ヲ貫ク以外ニ途ハナシ。早々ニ条約
締結ノ運ビ致スヨウ、諸事抜リナク御手配可然候。人ノ命ニ明日ハナシ。ソノ心シテ諸準....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ごとく進みて、遼河以東に隻騎の敵を見ず。ついで講和使来たり、四月中旬には平和条約
締結の報あまねく伝わり、三国干渉のうわさについで、遼東還付の事あり。同五月末大元....
「安重根」より 著者:谷譲次
あります。それから以後になって五カ条の日韓条約が成立し、なお続いて七カ条の条約が
締結されました。これを機会に私は故国を出て、この露領の各村落を遊説して来たのであ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、労働条件もまた国防的統制を受ける。賃金、労働組合活動(組合への加入と団体契約の
締結とに必要な活動)その他が、この見地から抑制される。陸軍工廠労働者の組合加入禁....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
年に当る一九三五年の第三次軍縮会議に於ては、日本はロンドン条約と無関係に新条約を
締結し得る筈になっていること、等々である。 海軍当局は之に対して、潜水艦の二五....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
問答になると、殆んど漫才(万歳)的性質を帯びて来るのである。軍縮全権は、軍縮条約
締結という大命の方は明白にこれを失したが、その代りに比率軍縮の打倒による現軍縮条....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
うとつとめて、それから、共通の神の前で他人といっしょになり、新たな同盟条約を神と
締結するのだ。」 エマニュエルはクリストフをながめていた。その眼には過ぎ去って....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
は国家の最上首長にして、陸海軍を統率し、宣戦を布告し、平和、同盟、通商上の条約を
締結し、官吏を任免し、法律の適用と国家の安寧とのために、必要なる規定および命令を....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
なく内乱もない。ただ不正の戦いと正義の戦いとがあるのみである。人類全体の大協約が
締結さるる日までは、戦争は、少なくともおくれたる過去に対抗する進んだる未来の努力....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
で、詳しくは覚えていなかった。 あれはたしか、日米安全保障条約による行政協定が
締結された頃のことだった。石村は主な社員たちを喜久家に招待して御馳走した。席上、....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
に対する戦争においてフランスを援助するというドーヴァー条約を、一六七〇年に密かに
締結した。このチャールズ二世は「陽気な国王」と綽名されていた。 「モンセーニュー....
「今昔茶話」より 著者:国枝史郎
ルクに牛耳られた。 その結果、ステファノ条約は破棄され、露西亜に不利の新条約が
締結された。 どうも是によると、外交官というものは、骨牌一つ打つにも、細心の注....
「空罎」より 著者:服部之総
館長がオランダ領事館の資格をもって(日蘭和親条約は米、露についで安政二年十二月に
締結されている)提出した追加条約要求書によるもので、興味のあるのは、その要求書中....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
打たれるのであります。(拍手) 日米安全保障条約は昭和二十六年、対日平和条約が
締結された日に調印されたものであります。じらい日本は、アメリカにたいして軍事基地....
「原子爆弾雑話」より 著者:中谷宇吉郎
《きょうがく》の淵《ふち》に陥《おとしい》れた。そして次の年には独ソ不可侵条約が
締結され、秋にはもうポーランド問題をめぐって、英国が独逸《ドイツ》に対して宣戦を....