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「編戸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

編戸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
をして心しておこたってはいけませんよ」と云って三人は手をとりあって閉めきった竹の編戸を思いきってあけると魔なんかではなく思いがけない仏御前が出て来た。義王は走り....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
うまもなく、駈けて行った。 道場と住居とは離れていて、住居の庭へ行くには垣と竹編戸の中門がある。一つ塀の中でありながら、こういう風に、棟が離れていたり、垣が結....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
ます。 もう一つ「出雲風土記」にも余戸の説明があります。それには、「神亀四年の編戸による、天平の里」ということが書いてある。神亀というのは奈良の朝、聖武天皇の....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
、口分田を班給して農民すなわちオオミタカラと為した筈であるが、何らかの事情でその編戸に洩れ、工業その他の雑職に従事して、農業を営まなかったものは、やはり雑戸の徒....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
として流れ込んだものの多かったことを疑わぬ。否ただにもとからの浮浪民のみならず、編戸の民の逃亡者の、これに加わったものの多かったことも、また想像しやすいところで....