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編隊
「編隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
編隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
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「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
、大型機の速度増加に対して在来の如き優位の保持が困難となるし、大型爆撃機の巧妙な
編隊行動と武装の向上によって、戦闘機の価値は逐次低下するものと判断されたのである....
「一つの世界」より 著者:伊丹万作
うな木造家屋の場合この定理は通用せぬ。 敵は近来白昼ゆうゆうと南方洋上に集結し
編隊を組み、一時間も経過して侵入してくるが、ずいぶんみくびったやり方だと思う。ど....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
は二千五百メートルの高度、他はいずれも二千メートルの高度をとり、各隊毎に雁行形の
編隊を以て、東北東に向け飛行中なり。終り」 「うむ、御苦労」参謀長は、伝令の手か....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
より、帝都もかねて覚悟していたとおり「空襲される都」とはなった。 米機B29の
編隊は、三日にあげず何十機も頭上にきて、爆弾と焼夷弾の雨をふらせ、あるいは悠々と....
「海底大陸」より 著者:海野十三
無線がはいってきた。 司令ラスキン大尉のひきいる英国の精鋭機だ。 一機が
編隊列をはなれて、低空飛行にうつった。そしてルゾン号のそばに近づいてくるのであっ....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
艇の外側が、つよい照明によって光りをうけて輝きだしたのである。 九台の救援艇の
編隊群は三つにわかれていたが、このときあざやかに美しくその姿を見せた。各艇の乗組....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
山は、この間までりっぱな坑道をもった鉱山であったが、とつぜん五百機に近い敵機の大
編隊によって集中爆撃をうけ、そのためにこの鉱山はめちゃめちゃになった。 坑道の....
「火星兵団」より 著者:海野十三
の体制が、まとまって来た。
その結果、あと二日後には各国のロケット隊が、連合の
編隊をつくり、その数も五百台というたいへんな数で、一気に地球を飛出し、金星へ向け....
「怪塔王」より 著者:海野十三
察機だ。勇ましいなあ」 と、一彦はもう大喜びです。 偵察機は、三機ずつ二組の
編隊を作っていましたが、やがて傾いている軍艦淡路のま上までくると、ぐるぐる廻りだ....
「人造人間エフ氏」より 著者:海野十三
ら翼をつらねて堂々たる姿をあらわしたのは、九機からなるまぎれもない、わが海軍機の
編隊であった。 「あっ、日本の飛行機だ。海軍機だ」 「ああ、はじめにうったSOS....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
てきて、 「どうもえらいことが起ったよ。本艇は、故障を起してしまったよ。そして、
編隊からひとり放れて、もうずいぶん後にとりのこされてしまったよ」 と、鳥原青年....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
光芒の中に、白く拭きとったような丁字形が見えた。三つ! 果して敵の重爆撃機の
編隊だ。見なれないその異様な恰好! 一秒、二秒、三秒…… 高射砲は、息詰るよ....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
まき、一片の浮木も飛行島に近づけまいとしている。 空には、空軍の精鋭が、かたい
編隊をくんで、もし空から近よる敵機あらば、何国のものたるをとわず、一撃のもとに撃....
「空襲警報」より 著者:海野十三
経百四十三度ノ海上ニアル茨城県湊町在籍ノ鮪船第一|大徳丸ハ有力ナルS国軍用機ノ大
編隊ヲ発見ス、高度約二千メートル、進路ハ西南西。超重爆撃機九機ヨリナル爆撃
編隊七....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
て爆撃機が戦闘力の中心となるものと判断せられ、飛行機は大きくなる一方であり、その
編隊戦法の進歩と速度の増加により戦闘機の将来を疑問視する傾向が一時相当有力であっ....