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縁付ける
「縁付ける〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁付けるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
す》をやった小野の娘」 文「へー庄左衞門の娘、彼《あれ》は一人娘で他《ほか》へ
縁付けることは出来ますまい」 母「いえ庄左衞門が亡くなられたそうだ」 文「へ....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
両親の言葉を聞くともなく聞いて終《しま》いました。 「あれが片付かんと、妹二人を
縁付ける訳に行かんからのう」 「そうですねえ。寧《いっそ》のこと病気にでもなって....
「伊太利亜の古陶」より 著者:宮本百合子
かりではない。日下部太郎はつい先頃、高畠子爵の二十六になった長女を、伊勢の豪家へ
縁付ける媒酌をした。三日ばかり前に正式の結納が取り換わされたところであった。当時....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
させて送ることも出来ない。もう一つには村でも最も古い家柄であるだけに、娘をよそへ
縁付けるなどというといろいろ面倒な慣例もある。方々からも祝い物をくれる。又その返....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
與左衞門も居りますから、誰か解るものを頼んで、体能く彼を東京へ帰すとか、又は他へ
縁付けるとかして、話合いで別れなえといけませんぜ、先方で君に惚れて何処まで居る了....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
居るったって己ア知らんよ」 半「知らねえで、じゃア、何ういう訳で石井の妹を粥河へ
縁付ける橋渡しをしたか」 海「あれは西浦賀の浄善寺へ、粥河様が法談を聞きに行って....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
うのだ安兵衞さん、お前も立派な人じゃア有りませんか、離縁状を取らなければ他へ妹を
縁付けることが出来ませんから貰う離縁状、反故には出来ません、冗談云っちゃアいけま....