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縁由
「縁由〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縁由の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
く、別荘には、去年の夏川島家を追われし以来絶えて久しきかの姥のいくが、その再会の
縁由となれるがために病そのものの悲しむべきをも喜ばんずるまで浪子をなつかしめるあ....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
らんであろうが……。』 『私はこんな陰気くさい所は厭でございます。でもここは何ぞ
縁由 のある所でございますか?』 『ここはまだ若い、下級の竜神達の修行の場所なの....
「雪の宿り」より 著者:神西清
とのことで、どこのお公卿様も主に愛宕の南禅寺へお運びになります。一条家でも、御|
縁由の殊更に深い東山の光明峰寺をはじめとし、東福、南禅などにそれぞれ分けてお納め....
「親鸞」より 著者:三木清
に彼は八十五歳であったが、夢にこの和讃を感得したことが『正像末和讃』一帖の製作の
縁由となったのである。このことは末法の自覚と浄土教の信仰とが彼においていかに密接....