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縛める
「縛める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縛めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
て裸体に剥き…… 百合 ええ。(と震える。) 宅膳 黒牛の背に、鞍置かず、荒縄に
縛める。や、もっとも神妙に覚悟して乗って行けば縛るには及ばんてさ。……すなわち、....
「郷介法師」より 著者:国枝史郎
椎名金之丞と云って、情を知らぬ武士であったが、手向いもしない郷左衛門を高手小手に
縛めると磔柱へ縛り付けた。 磔柱は車に積まれ、船山城の大手口まで、大勢の手で引....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
共もすぐに気がついて、あわてて彼を取り押さえようと駈け寄って来たが、さきに采女を
縛める時に彼等は不用意にもその太刀を奪い取るのを忘れていたので、縛めから放たれた....