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「縦え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縦えの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青年」より 著者:森鴎外
あるとしても、芸術家には先ずこの争う心が少い。自分の遣っている芸術の上でからが、縦え形式の所謂競争には加わっていても、製作をする時はそれを忘れている位である。P....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
なさい、左様じゃアないか、何でも身を大切にして帰って来てくれんければ困りますぞ、縦えあゝは仰しゃるが、二人で居たから密通と思召すに違いない、密通もせぬに然う思わ....
範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
ならば――なのである。このような意味に於て、認識は主客の対立なくてはあり得ない。縦え主観が客観を構成するのであると云っても、「与えられたもの」「課せられたもの」....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
あ。諸国を廻る職人の徒弟でも、笈の底に 飾の一つや、変銭の一つ位は取って置いて、縦え餓えても、乞食をしても、 それは記念に残すのに。 メフィストフェレス....