縦糸[語句情報] »
縦糸
「縦糸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縦糸の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「揚子江」」より 著者:宮本百合子
長イーベン・ホーレイの多難な生涯と揚子江上の荒々しい回漕事業の盛衰とをこの小説の
縦糸にしているのである。 中国の歴史がうつりかわるにつれて揚子江沿岸の軍閥が擡....
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」より 著者:宮本百合子
許されなかった阿部一族の悲劇をとおして、規模大きく描き出しているのである。作品の
縦糸としては、細川忠利と家臣阿部彌一右衛門との間にある永年の感情的なしこりが、性....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
開花の希望とを人類全体につたえたいからこそ仕事をするのであるという確信は、歴史の
縦糸を辿れば、自然主義思潮に洗われて自己の目ざめを経た後でなければ、発生し得なか....