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縦長
「縦長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
縦長の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「省線電車の射撃手」より 著者:海野十三
窓枠は、鋼鉄車のことですから向って左端から測って十センチの幅の、内面に板を張った
縦長の壁となりそれから右へ四角い窓が開いています。もし車外から彼女の心臓を射った....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
りの部屋である。
その三方の壁に、黒い鉄格子と、鉄網で二重に張り詰めた、大きな
縦長い磨硝子の窓が一つ宛、都合三つ取付けられている、トテも要心堅固に構えた部屋の....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
棄てて私は門を這入った。 家は旧式赤|煉瓦造りの天井の高い平屋建で、狭い門口や
縦長い窓口には蔦蔓が一面にまつわり附いていた。その窓の上にある丸い息抜窓に色|硝....
「海底都市」より 著者:海野十三
装置群の中央に、直径が一メートルに三メートルほどの台があり、その上に透明な、やや
縦長《たてなが》な大きな硝子様《ガラスよう》の碗《わん》が伏《ふ》せてあった。そ....
「すり替え怪画」より 著者:海野十三
枚あった。それはルウベンスの描いた「宝角を持つ三人のニンフ」であった。 これは
縦長の画で、題名のとおり三人のニンフが画面に居て、花や果実のあふれ出てくる宝角と....
「太平洋魔城」より 著者:海野十三
険だ」 艇長は、操縦室と書いたボタンを押して、電話機をとりあげた。 「おお、操
縦長か。あの雲を見たろう。針路をすぐに北へ四十度曲げてくれ」 「北へ四十度。する....
「一九二七年春より」より 著者:宮本百合子
....
「昆布とろ」より 著者:北大路魯山人
上等のだし昆布の砂を落とし、塵を払い、水を使わずに洗ったようにきれいにする。次に
縦長に幅五分ぐらいに真田紐のように、鋏で切る。それをまた小口から細く長く五分の糸....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
通ずるものあり。欧州大戦に於て敵翼包囲不可能となるや、強固なる正面突破のため深き
縦長を以て攻撃を行ない、会戦指揮は、またもや第二線決戦を主とするに至れり。 一 ....