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「縫上げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

縫上げの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
は大事にしてはお寺へ手伝いに行き宜く勤めます。ちょうど九月節句前、鼠木綿の着物を縫上げて持って行くと、人が居ないから台所から上り、 梅「あの眞達さん、庄吉さん…....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
トの裾が妙に厚ぼたくふくれているので何かと思って近寄ると、とても長い洋服にウンと縫上げがしてあった。五、六歳の子供だが、多分女学校へ入学してから漸く身に合うに至....
星女郎」より 著者:泉鏡花
、やがて、山の腹へ抱ついて、のそのそと這上るのを、追縋りさまに、尻を下から白刃で縫上げる。 ト頂に一人立って、こっちへ指さしをして笑ったものがある。エエ、と剣....
駅夫日記」より 著者:白柳秀湖
に騒いだ。 大槻はツカツカと前へ進んだと思うと高谷の室の戸をグッと開けてやる。縫上げのたっぷりとした中形の浴衣に帯を小さく結んで、幅広のリボンを二段に束ねた千....
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
婆へ出たから、争われねえ、島田の姉さんがむつぎにくるまった形になった、はははは、縫上げをするように腕をこうぐいと遣らかすだ、そう、そうだ、そこで坐った、と、何と....