» 

「繝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

繝の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
の畳は?」と、下を見た。 「はっ!」 「取換えた畳か?」 「はっ!」 「何故、繧縁《うんげんべり》にせぬ?」 人々は、玄関を上るが早いか、すぐ鋭く咎めた上野....
失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
した。ですから、現在では三つの屍体が、完全な死蝋に作られていて、それに、院長が繧彩色と呼んでいる、奇怪な粉飾が施されているのです。幹枝は膨んだ腹をそのままに作....
佐橋甚五郎」より 著者:森鴎外
く》をして、上壇《じょうだん》に畳《たたみ》を二|帖敷《じょうし》かせた上に、暈《うんげん》の錦の茵《しとね》を重ねて着座した。使は下段に進んで、二度半の拝を....
錦木」より 著者:宮本百合子
一刻千金も高ならぬその有様をまともに見る広間はあけはなされてしきつめられた繧べりの上をはすにあやどる女君達の小机帳は常にもまして美くしい。 正坐にかまえ....
遠野物語」より 著者:柳田国男
心はづかし 一 おんげんべりこおらいべり、山と花ござ是の御庭へさらゝすかれ ○雲縁、高麗縁なり。 一 まぎゑの台に玉のさかすきよりすゑて、是の御庭へ直し置く ....