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繰り上げる
「繰り上げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
繰り上げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
が、ふと一人見着けると、にわかに天楽の音を留めて、はらはらと立かかって、上へ桂を
繰り上げる。引留められて、御姿が、またもとの、月の前へ、薄色のお召物で、笄がキラ....
「灯台鬼」より 著者:大阪圭吉
のだ」 「なるほど」 わたしは領いてみせた。 「一方その怪人物は、解けた綱を手
繰り上げると、友田看守の腹の上に坐った岩片のほうも解いて、階段から降りると物音に....