罪を着せる[語句情報] » 罪を着せる

「罪を着せる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

罪を着せるの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
はない。然《しか》るにこの小法師は、かくも平和な湖面に向って騒擾《そうじょう》の罪を着せると共に、今度は、その罪を沿岸に向ってなすりつけてしまったが、波風の及ぶ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
た。 「君は恥知らずだ！ 君は嘘《うそ》つきで、中傷家で、悪党だ！ 君はあの人に罪を着せるためにやってきて、かえってあの人を公明なものにした。あの人を破滅させよ....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
警告として、手頃な五十万円ばかりのものを捏造し、最も痛痒を感じそうにない僕にその罪を着せる。而も僕は、印刷用紙の問題をも持って旅に出ているので、僕に対する警告と....
「城」より 著者:カフカフランツ
中傷することをためらいはしないだろう。そして、中傷したって、だれもそのために私に罪を着せることなんかできないだろうよ。なにしろ、あの男は命令を与える人の権威を借....