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罰則
「罰則〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
罰則の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「映画界手近の問題」より 著者:伊丹万作
のの出演映画がB社系統の館に上映せられた場合、B社はA社に対して金十万円を支払う
罰則が設けられているのである。 したがってA社を自由退社することによって協定に....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
保が学校に往って見ると、二つの急を要する問題が前に横わっていた。教則を作ることと
罰則を作ることとである。教則は案を具して文部省に呈し、その認可を受けなくてはなら....
「爆弾太平記」より 著者:夢野久作
アタジケナイ話だが、一年の一戸当りがタッタ二十銭とはいうものの、税金と違って
罰則が無い。おまけに遣りっ放しの海上生活者が相手なんだから徴収困難は最初から覚悟....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
た司法省側は、被告に内乱罪を適用する必要を認めず、単に殺人・殺人未遂・爆発物取締
罰則違反・という罪名を付けようとするのであるが、陸海軍側は軍人被告に対して反乱罪....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
は懲罰的であると同時に、救治的であらねばならぬ。然るに現代の法律が、霊媒に対する
罰則の如きは、何という不合理を極めたものであろう。幽明交通者の中には、勿論良いの....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
っている自分や、針の山をあるいている自分の夢をみた。これは苦悩であり、私の罪への
罰則かもしれないとも思った。私は、仏への信仰によって救われたいと思った。 空襲....
「三国志」より 著者:吉川英治
うなさいますか」 「さよう。どうするかな」 「これは大きな賭ですから、片方だけの
罰則では意味をなしますまい」 「然らば、もし貴説があたったときには、予は魏帝から....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
をなくすことの方を、急務と、信じたのであった。 そこで彼は、火災を起した火元の
罰則を立て、大火となったときは、さらに、町名主以下、家主、地主たちにまで、連帯の....