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署する
「署する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
署するの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
る戦争準備によって敵国を撃破した。当時の会戦は大体第一線兵団を戦場に向う前進に部
署するだけで、実行は第一線司令官に委ね、フリードリヒ大王やナポレオンの会戦のよう....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
尉の姿を、目撃した――などという者も出てくる始末。しまいには全員が、転乗願いに連
署するという事態にまでなったのですから、もはや当局としても捨ててはおけず、ついに....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
風さえが、眼に見えない伸びようとする霊気を含んでいるようだった。 力なく/\帰
署する石子の頭には、支倉の失踪を中心として起ったいろ/\の奇怪な事件が渦を捲いて....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
自由と財産と家庭とすべてがお前に返されるためには、このペンで彼が一枚の紙の隅に自
署するだけでたりるし、あるいは彼の箱馬車がお前の荷馬車に出会うだけでもたりる。―....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ないから、是を残したのは前に来てとまった男のわざである。そうしてまたみずから名を
署するは落書でなく、よその男の名を書くということも普通でないから、この「恋しき君....